自己紹介|香月
はじめまして、千葉県香取市にて占い師として活動しております、香月(かづき)と申します。
今日は、私が占いの道を歩むようになるまでのお話を、少しさせていただこうと思います。
長くなりますが、
お付き合いいただけましたら嬉しいです。
お悩み相談や鑑定をご希望の方は、下記のリンクから公式LINEへお問い合わせください。
LINE 香月|公式LINE友だち追加はこちらlin.ee私は千葉県の香取市で生まれ育ちました。
事情があって、
物心ついた頃から、
祖母と二人で暮らしていました。
祖母は利根川に近い平地で、
小さな梨畑を守っていました。
春には白い花の一つひとつに、
羽毛の棒で花粉をつけて回る。
初夏には小さな実を選んで間引き、
一つずつ袋をかけていく。
夏の終わりには、もいだ梨を
近所の家に配って歩く。
脚立にのぼって枝を見上げる祖母の背中は、いつもまっすぐで、
どこか楽しそうでした。

「香月(かづき)」という名前は、
祖母がつけてくれたものです。
「香っていう字はね、
梨の花のにおいだよ。
梨の花はね、
派手じゃないし、
すぐに散ってしまう。
でも、その花が咲かないと、
実はひとつもならないの。
目立たなくてもいいから、
誰かの実りの始まりに
そっと立ち会える人になってほしいね。
それから、月。
夜の畑に出るとね、
明かりがなくても、
お月さまがあれば足元が見えるでしょう。
迷っている人の足元を、
少しだけ照らしてあげられる人に、
なってほしいんだよ」

祖母はそう言って、
花の終わった枝を指でなでていました。
小さかった私には、
半分もわからない話でした。
それでも、
梨の花の白さと祖母の声だけは、
今もはっきり覚えています。

小学三年生の春。
遅霜が心配された夜のことでした。
祖母は、
咲いたばかりの花が凍らないか見てくると言って、懐中電灯を持って畑へ出ていきました。
布団に入っていた私は、
急に胸が苦しくなって、
目が覚めました。
夢を見たわけではありません。
ただ、
「おばあちゃんが動けなくなっている」
という感覚だけが、
はっきりとありました。
私はパジャマのまま、
裸足に長靴をはいて畑へ走りました。
暗い畑の奥で、
懐中電灯の光が横を向いて転がっていて、
その先に、
脚立から落ちて起き上がれない祖母がいました。
冷えきった地面の上で、
声も出せずにいたのです。
祖母は私の顔を見て、
「どうしてわかったの」
と言いました。
私は、
「呼ばれた気がした」
としか答えられませんでした。
あの夜から、
私の中で何かが開いたように思います。
学校で友だちと話していると、
口にしていない気持ちのほうが、
先に伝わってくるようになりました。
元気に笑っている子が、
家に帰りたくないと思っていること。
何も気にしていないふりをしている子が、
本当は一人で悩みを抱えていること。
はじめは、
自分の思い込みだと思っていました。
でも、感じたことがあとから本当になることが重なって、気のせいだと片づけられなくなっていきました。
中学、高校と進むにつれて、
その感覚は強くなっていきました。
なかでもつらかったのは、
毎年の佐原の大祭です。
山車を見に集まった人の波を歩くだけで、
たくさんの気持ちが一度に流れ込んでくる。
はしゃぐ気持ち。
苛立ち。
寂しさ。
疲れ。
お祭りから帰ると、
しばらく誰とも話せなくなりました。

高校三年生の冬。
剪定の道具を手入れしながら、
祖母がぽつりと言いました。
「来年で、梨はやめようかね」
脚立の上り下りも、
重たい籠を運ぶのも、
年々こたえるようになっていたのです。
でも私には、
祖母の本当の気持ちが伝わってきました。
本当は、まだ花を見ていたい。
今年も袋をかけて、
誰かに梨を届けたい。
それでも、
私の手をわずらわせたくなくて、
自分から終わりにしようとしている。
私は言いました。
「おばあちゃん、
来年も花、見たいでしょう」
祖母は手を止めて、
しばらく黙っていました。
それから、目を細めて笑いました。
「香月には、かなわないね」
その冬、祖母は木の本数を減らして、
手の届く分だけ梨を続けることにしました。
二十歳を過ぎて、
私は成田市の会社に勤めはじめました。
佐原駅から成田線に乗って、
毎朝通う日々です。

この感覚のことは誰にも言わず、
普通に働いて生きていこう。
そう決めていました。
でも、人の多い場所での毎日は、
私には重すぎました。
朝の混み合う電車。
空港へ向かう人の流れ。
昼休みの騒がしいお店。
毎日、知らない人の気持ちが
次々に入ってきます。
焦り。
不安。
怒り。
悲しみ。
帰りの電車で佐原に着く頃には、
もう何も感じられないほど、
くたくたになっていました。
一年ほどで、
私は心も体も動かなくなってしまいました。
そんなある朝、
ふと祖母の梨畑のことを思いました。
風にこすれる葉の音。
袋をかけた実の並び。
脚立の上の、祖母の背中。
私は会社を辞めて、
祖母の畑へ帰りました。
利根川の土手の向こうに広がる畑は、
子どもの頃と同じ匂いがしました。

祖母と並んで枝の下に立ったとき、
ずっと胸につかえていたものが、
ゆっくりほどけていくのがわかりました。
その帰り道、
久しぶりに香取神宮にお参りしました。

深い森の参道を歩きながら、
こう思ったのです。
この感覚は、
閉じこめておくためのものではない。
ご縁のあった誰かのために、
使っていいものなのかもしれない。
それからしばらくして、
知り合いから相談を受けることが増えていきました。
恋のこと。
職場の人間関係。
家族のこと。
これから先のこと。
ある女性は、
別れた人のことを何年も忘れられずにいました。
話を聞きながら、
私には彼女の言葉の奥にある気持ちが
伝わってきました。
「忘れられないのではなくて、
忘れたら、あの頃の自分まで
いなかったことになりそうで、
怖いのではないですか」
そうお伝えすると、
彼女はうつむいて、
しばらくしてから涙をこぼしました。
「ずっと、それを誰かに言ってほしかった」
そう言ってくれました。
誰かが自分の本当の気持ちに気づいて、
少しだけ前を向けるようになる。
その場に立ち会えることが、
私にとって何よりの喜びになりました。
そこから少しずつ、
霊視による鑑定をはじめました。
最初は身近な人の相談からでしたが、
今では公式LINEを通して、
遠くに住む方のお話も伺っています。
お仕事の分かれ道にいる方。
大切な人とのことで心が揺れている方。
これからどうしたらいいのか、
わからなくなってしまった方。
お話を伺っていると、
その方の中にもともとあった想いが、
少しずつ形になっていくことがあります。
私は、その想いの足元を、
そっと照らすお手伝いをしたいと思っています。
視えたことは、
言葉を選んでお伝えします。
ただ、鑑定で先のことを決めつけたり、
望む結果をお約束したりはできません。
どう受け取って、どの道を選ぶか。
それを決めるのは、
いつもご自身です。
梨の花のように、
誰かの実りの始まりに立ち会えたら。
夜道の月のように、
誰かの足元を少しでも照らせたら。
祖母がこの名前に込めた願いを胸に、
今日も香取の地で、
皆さまのお話に耳を傾けています。

もしこのお話を読んで、
何か感じるものがあったなら。
今、ひとりで答えを探しているところなら。
下記の公式LINEから、
ご縁をいただけたら嬉しいです。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
あなたの毎日が、
少しでもやわらかくなりますように。
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